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子供にも教えたい!お盆の成り立ちと過ごし方

      2022/06/03

こんにちは!ぽっかぽかです。8月はお盆の季節ですね。今回は、子供たちに教えてあげたいお盆のお話をまとめてみました。

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お盆の成り立ちとは?

 

「お盆」は夏季に日本で古くから行われている祖霊を祀る行事です。正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」や「盂蘭盆」といいます。「盆」はもともとは仏教用語の一つで、精霊のための供物を載せる容器を指していました。後に意味が変化して、祀られる精霊の総称として「盆」が使われるようになりました。現在でも、精霊を「ぼん様」と呼ぶ地域が残っています。

 

お盆の正確な起源はわかっていません。しかし、古代日本で年に2回、初春と初秋に行われていた祖霊を祀る行事がもとになったと考えられています。初春に行われていた行事はやがて祖霊の年神を祀る「正月」へと変化していき、初秋に行われていた行事が「お盆」になったといわれています。8世紀頃には、夏に祖霊を祀る行事が風習として確立していたことがわかっています。

 

お盆はいつからいつまで?

 

2019年のお盆は、8月の15日前後です。ただし、地域によって7月に行うところと、8月に行うところがあります。7月のお盆は「新盆」、8月は「旧盆」と呼ばれています。なぜ2つの時期があるのかというと、話は明治時代に遡ります。当時の日本では「天保暦」という、太陽と月の動きを基にした暦が使われていました。しかし、明治維新後、海外との交流が増え国際基準の導入が必要になったことから改暦が行われ、現在も使われている「グレゴリオ暦」が導入されたのです。

 

改暦により日本の各行事は1ヶ月ほど後にずれることになりました。結果、新暦でお盆を行うのが7月の「新盆」、旧暦に従って8月に行うものが「旧盆」と呼び分けられることになったのです。新盆は東京をはじめとした一部地域で行われています。しかし、全国的には旧盆が主流で、ほとんどの地域ではお盆といえば8月15日を中心とした時期として浸透しています。

 

子供にも教えてあげたい、お盆の過ごし方

 

お盆の始まりである13日の夕方には、野火を焚いて祖霊を迎えます。キュウリの馬やナスの牛を作ったり、供物を飾るという風習もあります。お墓を掃除し、花や提灯で飾り付けて祖霊をお迎えする地域もあります。

 

15日か16日頃は、祖霊があの世へ帰る日とされています。再び野火を焚いて祖霊を送り出す日です。地域によっては、川や海へ灯篭流しを行い祖霊を送ります。その後、歌や爆竹の音、盆踊りなどでお盆の締めくくりを行います。お盆の時期は全国的に大体一緒ですが、過ごし方や風習については地域色が豊かです。お盆は祖霊に感謝するだけでなく、今居る家族や親族、近所の人たちにも感謝する気持ちを思い出させてくれる大切な伝統行事です。生まれ育った地域のお盆の風習を、ぜひ子供たちにも教えてあげて下さいね。

 

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