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意外と知らない十五夜の成り立ちと歴史、おすすめの楽しみ方

      2023/09/07

こんにちは、ぽっかぽかです!9月の行事と言えば「十五夜」。澄んだ秋の空気の中、美しい満月を眺めながらのんびりと過ごす時間は素敵なものですね。今回は、そんな十五夜の成り立ちと歴史、そしておすすめの楽しみ方をご紹介します。

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十五夜とはどんなもの?

十五夜は別名「中秋の名月」とも呼ばれます。ススキを飾ってお月見団子をお供えし、2023年の十五夜の月を眺めれば、忙しい毎日で疲れた心もきっと癒されるでしょう。

雅なイメージがある十五夜は、もともとは旧暦の815日頃に見える月を意味していました。月は約15日周期で満ち欠けしており、旧暦では新月が毎月の1日にあたります。月の満ち欠けのサイクルで見ると、15日はほぼ満月です。このため、旧暦15日の夜や、その時に見える月は、何月であっても「十五夜」といいます。

現在の十五夜はいつ・どこで始まった?

十五夜にお月見をする風習は、平安時代に中国から伝わったといわれています。 古代中国では、旧暦815日の「中秋節」に月餅やスイカといった丸い食べ物を月に供え、五穀豊穣を祈願しました。平安時代にこの風習が日本に伝わると、貴族が行う風雅な遊びとして広まっていったのです。

平安時代の十五夜は、月を眺めながらお酒をたしなみ、船の上で詩歌管弦に親しむ風流なものでした。当時の貴族たちにとっては、月を直接眺めるのではなく、盃の中の酒や水面に映る月を愛でることがより風情があるものとされていました。

十五夜が庶民にまで広まったのは江戸時代になってからで、この頃の十五夜は収穫祭や初穂祭としての意味合いが強かったとされています。

親子で楽しむ十五夜の「お月見どろぼう」

2023年の十五夜は、ぜひ一味違った楽しみ方をしてみませんか?おすすめなのが「お月見どろぼう」です。「お月見どろぼう」は子供たちが十五夜のお供え物を盗むという一風変わった風習で、もともとは日本各地の農村で行われていました。現在でも福島県や茨城県、千葉県など一部地域でこの風習は残っています。

昔の日本では、子供たちは月からの使者とされ、十五夜の日に子供たちがお供え物を盗むことで「神様が召し上がったことになり、縁起が良い」と考えられていました。子供たちは長い棒の先に針や針金を付けたものでお団子を盗みます。このため、盗みやすいようにとお月見団子を縁側に置いていたそうです。

ご家庭で「お月見どろぼうごっこ」をするなら、小分けになったお菓子や袋に入れたお団子を用意し、子どもたちに釣り上げてもらうようにしましょう。割りばしの先に磁石を糸で結び付け、お菓子やお団子の袋には金属製のクリップをとめることで、釣りセットを作ることができます。

簡単に「お月見どろぼうごっこ」ができる上、楽しくて昔ながらの風習に親しむことができます。2023年の十五夜には、ぜひ親子で「お月見どろぼうごっこ」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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