介護問題はすぐそこ!気になる渋谷区の介護支援サービスとは?
こんにちは!ぽっかぽかです。
どんどん高齢化が進むとされている日本、介護問題も決して他人事ではありませんね。
今回は渋谷区の介護支援制度についてご紹介します。
渋谷区には住宅設備改修給付制度があるのをご存知ですか?
渋谷区には住宅設備改修給付制度というものがあります。
介護が必要になるのは体の不自由な人ですから、少しでも快適に過ごすことができるように家の中をリフォームすることがほとんどなんですね。それには当然費用がかかるため、その費用の一部を払ってあげるよ、というのがこの制度です。
渋谷区で実施している制度の対象となるのは「介護保険で要介護・要支援と認定された65歳以上の人で、日常の動作に困難があり住宅の改修が必要と認められる人」とされています。
どんなリフォームもOKなの?といえばそうではなく、内容は「浴槽の取り替え」「流し、洗面台の取り替え」「階段昇降機の取り付け」です。どれも大掛かりなリフォーム内容ですので、かなり費用がかかることが予想されますね。
介護認定されればみんなが認められるとも限りませんので注意が必要です。たとえば「浴槽の取り替え」はそれまでの浴槽での入浴が難しい場合、「階段昇降機の取り付け」は車イスなどを利用していて、日常的に階段の昇り降りする必要がある場合となっています。
車イスを使っているけれど、生活に必要なものはすべて1階に揃っているので2階に上がる必要はない場合には、給付を受けられない場合があるということですね。
ちなみに給付限度額は以下の通りです。
◯浴槽の取り替え 379,000円
◯流し・洗面台の取り替え 156,000円
◯階段昇降機の取り付け 300,000円
給付限度額を超えた部分の金額はすべて自己負担となりますので、ご注意くださいね。
介護保険の制度も利用できます
2000年にスタートした介護保険制度によって、40歳以上の人ならみんなが介護保険料を負担しています。この介護保険制度、実際に介護が必要にならないとピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
この介護保険制度の中にも、渋谷区の住宅設備改修給付制度と同じような制度があるんですよ。
内容は「『要支援』または『要介護1~5』と認定され、在宅で生活し、住宅改修が必要とされる人に対し、20万円までの介護改修について、1割の自己負担でリフォームすることができる」というもの。
基本的には一生涯につき20万円が上限ですが、要介護のレベルが大きく上がった場合や転居した場合は、改めて20万円を受けられる権利をもらえます。
要介護レベルの上がり幅は「要支援」「要介護」のランクが3段階以上上がったときとされていますので、たとえば要介護1の人が要介護4になった場合などは当てはまりますね。
いずれにしても制度を利用するには、ケアマネージャーや主治医としっかりとした事前打ち合わせが必要です。リフォーム業者の中には悪質な業者もいます。安易に契約して失敗しないためにも、まずは相談と覚えておいてくださいね。
業者を選ぶときには、利用者目線で親身になってくれるところを探しましょう。
たとえば介護が必要になって最初に検討されることの多いのが「手すりの取り付け」です。手すりの取り付けはそれほど難しくありませんし、費用も小さくて済みます。しかしそこに人間の体重をすべてかける命綱のような役割を持つものですから、取り付けの方や位置など、しっかりと計算した上で設置しなければ大変危険なのです。
そういったところにもきちんと相談に乗ってくれるような業者であれば、安心してお任せできるでしょうね。
介護するのもされるのも「明日は我が身」
介護する側に立つのも、介護される側に立つのも、どちらも明日は我が身。いざそういう事態になった場合に焦らないよう、日ごろから他人事と考えずにしっかりと向き合っていかねばなりませんね。
家事代行サービスは、家族や自分に介護が必要になった場合にこそ利用してもらいたいサービスです。それまでのように身の回りのことが充分にできない、料理や掃除、どうしたらいいの?そんなときはぜひプロにお任せください。
家族だけで介護しようと思ったら、息が詰まって疲れてしまうこともあります。さまざまな支援サービスを利用しながら、もっとイキイキとした毎日を過ごしましょう。