ホームフリージング（冷凍）の基本（その２）

こんにちは！ぽっかぽかです。前回のホームフリージングの続きです。おいしい解凍方法についても紹介します。

 

１．なんでも冷凍できるの？

 

冷凍は便利で手軽にできますが、どのような食材でも冷凍に適しているわけではありません。

解凍した時に、まずくなるものや食べられなくなってしまものもあります。

 

竹の子やレンコンなど繊維の多い野菜は生のままでの冷凍には向きません。

竹の子はゆでて薄切りにして冷凍保存して、冷凍のまま竹の子ご飯などに使うとよいでしょう。

レタス・白菜・キャベツなどの野菜も生のまま冷凍すると、解凍時に水分が出てベタベタになってしまいます。

キッチンタオルで水をよく拭きとって冷凍保存することはできますが、解凍利用するのではなく、冷凍のままチャーハンの具やスープに用いるとよいでしょう。

 

また、ヨーグルト・マヨネーズは冷凍すると脂肪と水分に分かれてしまいます。

豆腐・こんにゃく・ゼリーなど水分が多いものはスポンジ状などに変質してしまいます。

生卵やゆで卵で冷凍すると変質し味が損なわれますので、錦糸卵やいり卵にしてから冷凍保存するとよいでしょう。

 

なお、たんぱく質、糖、ビタミンCは低温に強く、冷凍しても大きく変質することはありませんが、脂肪が多い魚は脂肪が酸化して味が落ちたり、食べると下痢を起こすこともあります。

１週間程度の短期間で酸化しますので、くれぐれも気をつけましょう。

 

２．おいしい解凍方法

 

おいしく解凍するためには、食品の栄養をなるべく外に逃がさないこと、解凍時に出る汁をなるべく少なくすることが大事です。

素材によって、いろいろな解凍方法があります。

 

【自然解凍】冷蔵庫で５～１０時間、室温で２～３時間かけて、ゆっくりと解凍しますが、肉や魚は半解凍で調理すると味が落ちません。

 

【流水解凍】食品が濡れないように、しっかりと袋に密封して水道水を流しながら10～20分かけて解凍します。

主に生鮮食品を急いで解凍したい場合に使う方法です。

 

【電子レンジで解凍】生鮮食料品の解凍にむいています。

分量を指定して解凍できる電子レンジが多いようですが、うまく解凍されなかった場合は、少しずつ時間を追加していきましょう。

 

【冷凍のまま調理する】残ったシチュー・カレーを冷凍した場合は、そのまま湯せんしましょう。

餃子、焼売など調理済み食品は、冷凍のまま炒めたり蒸したりします。レンジで温め調理もできます。

 

冷凍＆解凍のコツをつかみ、ホームフリージングの達人になりたいものです。

 

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