「春一番」は怖い？「春一番」の意外な成り立ちと豆知識
2022/06/03
こんにちは！ぽっかぽかです。2月は暦の上では春です。春の訪れを知らせるものとして、「春一番」があります。今回は「春一番」の意外な成り立ちと豆知識をご紹介します。
「春一番」ってそもそもどんなもの？
春が近づき、強い風が吹くと「春一番」という言葉を耳にする機会が多くなります。ニュースやラジオなどでよく扱われ、「春一番」が吹くといよいよ本格的に春を感じるという人も多いかもしれません。しかし、そもそも「春一番」とはどんなものなのでしょう。
「春一番」は、立春から春分までの期間に、その年に最初に吹く強い南寄りの風のことです。北日本と沖縄を除く地域で観測されます。「春一番」が吹く日は気温が高くなることが多い一方、翌日などは再び寒さが戻る傾向にあります。
なぜ「春一番」と呼ぶの？
「春一番」は、漁師の間で使われていた「春一」という言葉がもとになったといわれています。1859年2月13日に長崎県で強風によって漁船が転覆し、53名が亡くなった事故がありました。この事故の教訓を活かし春先の強い風の危険性を知らしめるために、「春一番」という言葉に変化し広まっていったと考えられます。
「春一番」が吹くと、季節外れの暖かさになる傾向があります。海上は大シケとなり海難事故が発生する可能性が高まります。航空便にも影響が出て、空のダイヤが乱れる恐れもあるのです。また、「春一番」が吹いた後は寒の戻りとなり、1日の気温差が大きくなる日もあります。体調を崩しやすくなるので健康管理にも注意が必要です。
「春一番」が吹かないとどうなる？
「春一番」は2月の風物詩の一つです。しかし、毎年必ず吹くというわけではありません。吹かなかった年もありますし、地域によって観測されなかったり時期がずれこんだりというケースもあります。近年では、2018年に近畿・関東・九州南部で3月に観測されたものもありました。2019年には3月21日に中国地方で観測され、最も遅い「春一番」でした。
「春一番」はそのときの気圧配置や天候の変化に影響を受けます。かなり強い風が吹きつけるため、沿岸部だけでなく内陸部でも注意が必要です。「春一番」という言葉の響きや春のうららかなイメージから、なんとなく「縁起が良い」「春を連れてくる」といった良いイメージを持っている人もいるかと思います。しかし実は、「春一番」が吹くときには海難事故や歩行中の転倒など、身の回りの安全に気をつける必要があるのです。春の強い風が吹く日には、健康と安全に気をつけてお過ごしくださいね。
☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆☆．．．☆☆．．．☆
お掃除、お洗濯そしてご飯の支度など、家事代行のことなら家政婦（お手伝いさん）にお任せを。
お子様のお世話をお願いしたい時はベビーシッターを。
東京の家事代行サービス、ベビーシッター ぽっかぽかのホームページはこちらへ
お家のことは何でもぽっかぽかへご相談下さい。お気軽にお問合せを。
☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆．．．☆☆．．．☆☆．．．☆