2月といえば節分!意外な「鬼」の歴史と成り立ちをご紹介
2022/06/03
こんにちは!ぽっかぽかです。2月の行事といえば、節分がありますね。今回は、節分の主役ともいえる「鬼」の歴史と成り立ちをご紹介します。
「鬼」はいつごろ生まれた?
頭に角が生え、筋肉隆々の体に虎皮のパンツを穿き、金棒を持って暴れまわる……。「鬼」には、そんなイメージがあるのではないでしょうか。2020年は「鬼」が登場するアニメ作品が社会的ブームとなり、街のあちこちで「鬼」という文字やイラストなどを目にする機会が増えました。
一般的に悪者のイメージが強い「鬼」ですが、実はその歴史は古代まで遡ります。奈良時代に成立した日本の歴史書『日本書紀』には、天皇の御大葬を覗き見る鬼の姿が描写されており、鬼という存在はすでにあったことがわかるのです。ざっくりと計算すると、1300年以上も前から、鬼は私たち日本人の近くにいると考えられますね。
「鬼」の意外な正体とは?
昔話やマンガ・アニメに登場するキャラクターとしてもおなじみの「鬼」ですが、その姿は歴史と共に作り上げられたものだといわれています。本来、「鬼」とは実体のない曖昧なもの、正体のわからない怖いもの、を指す存在でした。物陰や暗闇に潜んでいる何かを「穏(おん)」と呼び、その音が変化して「おに」になったと考えられているのです。「おに」は疫病や災い、死霊や怨念などを指す言葉として定着していったとされています。
一方で、古代日本で重用された陰陽道では、災いがやってくる方向を「鬼門」と呼んでいました。これが丑寅の方角(北東)であったことから、「鬼門からやって来る災い」の姿が、牛の角と虎皮のパンツで描かれたという説があります。つまり、現在私たちが思い浮かべる「鬼」の姿は、後世になってから形づくられたもの、というわけですね。
実は、優しい鬼もたくさんいた?
絵本や昔話では悪者として描かれることの多い「鬼」ですが、実は日本の歴史のなかでは「いい鬼」も数多く存在します。例えば、秋田県の伝説に登場する「三吉鬼」は、人間の仕事を手伝ってくれる鬼です。大酒飲みの三吉鬼に酒樽を供えると、一夜のうちに力仕事を済ませてくれた、というお話が伝えられています。
青森県の昔話に登場するのは、田んぼに水を引くのを手伝った「弥十郎」という鬼です。「弥十郎」への恩返しとして、現地では節分に豆まきをしない家庭も多いのだそうです。この他にも、日本の歴史や伝説には、たくさんの心優しい鬼が登場します。
「鬼」の歴史と成り立ちを見ると、意外な側面が見えてきますね。2021年の節分には、ぜひ、お子さんにも鬼の歴史や成り立ちを教えてあげてはいかがでしょうか。
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